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ごあいさつ

会長挨拶

 近年の医学・医療の目覚ましい進歩ならびに生活(衛生)環境の整備により、社会の高齢化がすすみ、疾病構造の変化が見られます。急性疾患はよく制御されていますが、慢性疾患は、がん、高血圧や糖尿病をはじめとする生活習慣病が多く、完治することが難しいと考えられています。それら生活習慣病の病態は身体的、心理的、環境的、さらには社会的な様々な要因が相互に関連する複雑系であり、対症療法が主体の近代西洋医学だけでは自ずと限界があり、新たな医療体系の構築が求められています。
そこで、キュア(治癒)を目指した20世紀型医療から、ケアを目指す21世紀型医療へのパラダイムシフトが考えられます。現行の医療に補完代替医療(CAM) を融合させる統合医療は、今後の医療の方向性を示す一つの医療体系と考えられています。統合医療の最終的なゴールは、予防医療を含めた健康寿命の延伸にあります。
こうした時代の流れを背景にして、1994年に発足しました「AHCC研究会」は、更なるグローバルな視野に立つ学会として、2015年に「統合医療機能性食品国際学会 (ICNIM) 」として新たに発足しました。また、2017年には、AHCC のBRM (Biological Response Modifier) としての様々な機能に関するこれまでの基礎研究ならびに臨床研究の成果をまとめて、「AHCC臨床ガイドブック」として発刊致しました。
今後は、AHCCやOligonolなどの機能性素材に関心を持って研究に取り組まれる研究者や、それらを臨床の場に取り入れられる医師の方々、そして疾病予防や治療、さらには健康維持に取り入れられるエンドユーザーの方々に、それらの情報や研究成果を的確にお伝えするよう努めてまいります。そして、本学会はエビデンスに基づいた、公共性の高い、多様な社会に対応する、統合医療と機能性食品に関する国際学会として、さらなる前進を続けていく所存です。

ICNIM会長
伊藤 壽記

名誉会長挨拶

 社会の高齢化や環境の変化により健康を阻害する要因が増大し、生活習慣病や癌等の疾病は、人々の健康と医療に対する関心を高めています。
 健康を増進させ、疾病を予防・治療するうえで、食品の果たす役割が再認識されつつあり、特に食品因子のもつ生体調節作用や生理活性作用が様々な研究から明らかにされています。
担子菌菌糸体培養抽出物、AHCCはBRM(Biological Response Modifier)として開発されました。本会はAHCCに関する基礎、臨床、開発研究を通じてAHCCの機能解明と、AHCCを用いた疾病の予防・治療の進歩に貢献することを目的として『AHCC研究会』として設立され、AHCCの効果と作用機序を科学的・学術的に検証し、AHCCに興味を抱いて研究に取り組まれる研究者、AHCCを医療に取り入れておられる医師の方々、そしてAHCCを健康維持のためまたは治療の目的で利用されるエンドユーザーの方々に、その成果をより適確にお伝えするように務めて参りました。
1994年に発足以来、その参加者は年々増加しており、研究の内容は多面化し、より専門的な情報が提供されるようになってきました。ますます多様化し、高度化する研究成果を適確にお伝えできるようにするため、組織名称を『統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)』に変更し、より公共性の高い、広範な機能性食品と統合医療分野の国際学会として、多くの健康食品の研究者に参加してもらい発展させていきたいと思います。

ICNIM名誉会長
細川 真澄男
北海道大学名誉教授